アセンションぷりーず!

ことの発端は、忘れもしない2015年4月6日(月)。この日、私の意志とは関係なしに、我が第六感が花開く。 『スピリチュアル』の”ス”の字も受け入れられなかった私が今、強制的に自分のスピリット(魂)と真っ向から向き合うことになった。一体私の身になにが起きていて、これから何が始まるのか。人間は?地球は?宇宙は・・・? 予測不可能のこの世界。待ったなしの強制スピリチュアル街道まっしぐら。藁をも掴む思いで生き永らえた私の軌跡をここに。28歳ニート(♀)、今日もなんとか生活してます。

2014年10月23日(木)パワースポットの噂

「あー、今日も気の巡りが悪い〜。」

これは最近の、顔色の悪い私の口癖。

 

 

その日も、隣で私のぼやきを聞いていてくれたのはカラス君。

カラス君は同い年の友達で、色黒、青光りするくらいのサラサラ黒髪。

決して悪くはないビジュアルなのに、見た目にはコンプレックスを持っていて、幼少期にいじめられたせいか空気は人一倍読む。わがままな私からすれば、言葉にならない信号を色々察知してくれて居心地はいいのだが、「イイ奴過ぎると疲れない?」って聞きたくなる。

今日はカラス君の知り合いの舞台があるから観に行こうと誘われて、そこに向かってるところ。

 

「気の巡りかぁー。気とかわかるの?」

 

そう、私は今年(2014年)の5月に行った京都旅行から、自分は気に少し敏感だということに気がついた。

地元の親友である、恋愛がしたくてたまらない恋に恋する乙女のヒマワリちゃんが恋愛の神様に会いに行きたいと言って、彼女と弾丸京都旅行に行った。

その時は、場所にもよるが、寺やら神社の神様類の像が、異常に怖くてぞわぞわしたことがある。

それは、崇められてきた神聖な場所ならでは!とか、建造物の古さとか、知識や時間が醸し出すものではなく、視覚的なものでもない。オバケがいそうとかでもない。

空気感といえば空気感。でも、なにかの気配だと思った。

ヒマワリちゃんの行きたいところは、ものすごく居心地が悪かった。

それでもヒマワリちゃんは何も感じていないようで、チワワのように震える私に「気のせい」だと言って流した。

 

 

それからというもの、日常生活でもその気配のようなものを感じるようになり、

無意識に「なんとなくここがいい」とか「なんとなく嫌だ」とか、理由にならないこの感覚をより尊重して生活するようになった。

それと同時期に、元から弱かった自律神経の機能が低下。身体が痛くなったり、とにかくだるくて眠い。疲れが取れず顔がくすんだり、血の巡りが悪くなったり、最後は婦人系の症状も疑わしくなった。こんなんだと、気持ちまでやられてしまう。

 

 

「うん、ちょっとならわかる。どうにかならないかなぁー。」

 

 

かといって医者にかかるのは好きじゃない。

どうせ薬なんて飲まないから。

診断された病名で、気持ちまでやられて寝込むタイプには西洋医学は向いてない。

その日の夜、ネットで散々自分が今どうなっているのかを調べた結果、東洋医学的には、私は今「気滞」という状態なのだということに行き着いた。

 

気滞:気の流れが停滞したことによる病的状態。自律神経、呼吸、精神などに変調をきたす。

 

まさにこれ。あー気持ちまでやられる。

気が滞ってるって、どうしたらいいの?

漢方飲むにも高いしね・・・。

 

 

すると、そのタイミングでFacebookにカラス君からメッセージが届いた。

「今度、サンバサンバ(仮)に行こう!」

どこや。店か、駅か、国か、そんなご機嫌な名前の場所あるのか。

『代々木にあるカフェだよ!友達に「気」について色々聞いたらこの店を教えてもらってさ!なんか相当やばいパワースポットらしいよ!もしかしたら何かわかるかもしれないよ。』

 

そういうパワースポットと言われる場所が、少し苦手だということをカラス君に告げたが、もし入れなかったら近くでラーメンでも食べて帰ろう、と返ってきた。

 

そのやさしさ、あったかいラーメンよりも不健康な身体によく沁みます。

 

 

 

 

その2日後、いざ代々木へ。場所は駅から徒歩3分ほどだった。

街頭に照らされた賑やかな道路から1本奥の道へ。

細い路地を曲がって、店近くまで行くと、あの京都の気の感覚。恐怖が頭をよぎる。

近づくほど、そのシグナルは強くなるが、そこまで嫌な感じじゃない。

外観は普通のカフェ。OPENという吊るし看板の掛かったドアの奥には、やや薄暗い店内に、バリとか南国を感じさせるような置物や雑貨、装飾物が見えた。

 

 

意を決して店に入ると、入り口すぐ右手に明らかにあやしい人がレジにいる。

ターバンを巻いて、白のコックさんみたいな制服の下に柄物のズボン。

50代くらいのおじさんで、笑っているが、鋭い目。

 

「いらっしゃい」

 

 

 

今思えば、この店が

 

 

 

 

 

私のアセンションを加速させたんだ。